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小児矯正は、子どもの成長段階によって、0期、I期、II期の3つに分けられます。I期は7~11歳の時期におこなう矯正治療です。あごや身体が大きく成長する時期なので、将来的に歯を抜かずに永久歯の歯並びを整えられるかどうかを左右する大切なステップの一つです。ここでは、中野駅より徒歩3分の通いやすい「まりこ小児歯科・矯正歯科」が、小児矯正のI期治療についてご説明します。

I期の小児矯正治療で大切にしていること

多忙なお子さまやお母さまの予定を考慮します

多忙なお子さまやお母さまの予定を考慮します

7~11歳は小学2年生~5年生くらいです。現代の小学生は通学だけでなく、学校の行事や塾、習いごとでスケジュールが埋まっていて多忙です。またお母さまも仕事があり、家事があり、地域の活動があり、さらにほかにもいろいろとお忙しいと思います。そのため、それぞれのご家庭に合う治療計画が欠かせません。治療計画は1つではなく選択肢をもってご提示しますので、ライフスタイルに合わせてお選びください。

矯正治療中に虫歯や歯周炎を発症しないように、定期的なご来院の際に、さまざまな予防処置も丁寧におこないます。

I期の治療方法

I期の治療方法

まず、夜間に装着する取り外し可能なプレートにて、あごの位置やバランスを整え、そのあとで、固定式のワイヤーを使った矯正装置を装着していただきます。この時期は細胞が活発に成長するので、治療しやすく歯が動きやすい時期です。将来的に非抜歯で治療するための大切なステップでもあります。

夜間に装着するプレートは、1~2年間、歯並びの空間や歯列を拡げ、歯の軸を整えるためのもので、だんだんと噛めるようになり、痛みもほとんどありません。そのあとは、固定式の3DLという歯の裏側にワイヤーを1本だけ沿わせるシンプルなつくりの装置で1~2年ほどかけて微調整します。ほとんど痛まず、また、食べ物を噛み砕く際も、はっきりした「発音」にも、ほとんど問題ありません。

歯を動かす治療「動的治療」のあとや、I期のみの治療で終了する方は、“あと戻り”防止のための取り外し可能なリテーナー(マウスピース)で保定します。

この時期によくあるご相談

この時期によくあるご相談

歯がでこぼこに生える「叢生(そうせい)」は、一般的に歯の大きさにくらべてあごが小さいことで生じます。そのため、あごの成長が活発な小学1~2年生からの矯正治療の開始が理想です。そうすれば、将来的に永久歯が生えそろったときに、きれいに並ぶスペースを得るために無理に歯を抜かずにすみます。

しかし、4年生くらいになってから慌てて診断を受けると、成長が止まってしまうため、あごの大きさを拡げにくく「非抜歯」の矯正治療が難しくなります。歯並びが気になる方、とくに叢生が気になる方は、早めに一度検診にいらしてください。

大人の歯が生えるまでは、半年くらいは様子を見ましょう

大人の歯が生えるまでは、半年くらいは様子を見ましょう

乳歯が抜けたあと、なかなか永久歯が生えてこないことがあります。「歯が見えない」「少しだけ見えているのに、なかなか生えてこない」と心配になるかもしれません。しかし、半年くらいは心配いりません。もし、1年経っても歯が生えてこないときは、歯科医院に行ってレントゲン検査をしてもらいましょう。

歯が生えてこない理由はさまざまで、「歯が生えてくる力が弱い」「歯ぐきがかたい」などが考えられます。その際には、お口の状態に合わせて、歯ぐきを切開したり、歯を引っ張ったりして、歯が生える力をあと押しします。

この時期に多い、爪噛みや歯ぎしりに気をつけましょう

この時期に多い、爪噛みや歯ぎしりに気をつけましょう

7~11歳は、爪噛みや歯ぎしりをしやすい時期です。爪を噛む癖があると、下あごが出やすく、爪を歯と歯の間に入れていると、すき間が空いてしまいます。授業中に鉛筆をかじる子は、上下の前歯が噛み合わないで空いてしまう「開咬(かいこう)」が心配です。気になる癖があるときには、お子さまと「お兄さん・お姉さんだから止めようね」とお約束して、直すように促しましょう。

また、歯ぎしりが増えてくるのが7~8歳です。それは、歯が生え替わる時期なのでむずがゆいのが原因の一つですが、あごや顎関節に大きな力がかかり、悪影響を与えてしまいやすいので、必要に応じて、就寝時にマウスピースを装着してもらいます。